あ‐だん【阿檀】
タコノキ科の常緑低木。高さ約6メートル。幹の途中から太い支柱根を出す。熱帯性で、沖縄・台湾に自生し、潮風に強い。葉でパナマ帽やかごを、茎で弦楽器の胴を、根でキセルを作る。
きん‐びゃくだん【金白檀】
漆の塗り方の一。全体に金箔(きんぱく)をおき、その上に透き漆を薄く塗るもの。
けいし‐せんだん【瓊枝栴檀】
《「秇林伐山」五から》徳の備わった人。また、すぐれた詩文のたとえ。
こく‐たん【黒檀】
1 カキノキ科の常緑高木。葉は楕円形。雄花は短い柄に群生し、雌花は葉の付け根に単生する。東南アジアの原産で、材は黒色で堅く光沢があり、家具などに珍重される。烏木(うぼく)。烏文木。 2 1の木材...
こ‐まゆみ【小檀/小真弓】
ニシキギの一品種。枝に翼が出ないもの。
ごず‐せんだん【牛頭栴檀】
南インドの牛頭山に産する栴檀から作った香料。麝香(じゃこう)のような芳香をもち、万病を除くという。牛頭香。
し‐たん【紫檀】
マメ科の常緑小高木。葉は卵形の小葉3〜5枚からなる羽状複葉。淡黄色の花を多数つける。材は周辺部が白、中心部が黒紅紫色で、木目(もくめ)が美しく堅いことから家具材として重用される。インド南部の原産。
し‐だん【師檀】
師僧と檀那。寺僧と檀家。「我君と年来(としごろ)の—なり」〈今昔・一・一五〉
せん‐だん【栴檀/楝】
1 センダン科の落葉高木。暖地に自生する。樹皮は松に似て暗褐色。葉は羽状複葉で縁にぎざぎざがあり、互生する。初夏に淡紫色の5弁花を多数つけ、秋に黄色の丸い実を結ぶ。漢方で樹皮を苦楝皮(くれんぴ)...
たん【段/壇/檀】
〈段〉⇒だん 〈壇〉⇒だん 〈檀〉⇒だん