あすなろ【翌檜】
ヒノキ科の常緑高木。日本特産。山地に生え、高さ10〜30メートル。樹皮は灰褐色で縦に裂け、葉はうろこ状。5月ごろ、青色で楕円形の雄花と鱗片(りんぺん)に覆われた雌花とをつける。材は建築・土木・船...
あす‐は‐ひのき【明日は檜】
アスナロの別名。「—、この世に近くも見え聞こえず」〈枕・四〇〉
くろ‐び【黒檜】
ヒノキ科の常緑高木クロベの別名。
くろ‐べ【黒檜】
ヒノキ科の常緑高木。日本特産で、本州・四国の深山に自生。樹皮は赤褐色でつやがある。葉はうろこ状。5月ごろ、藍色の雄花と雌花とをつけ、球果は黄褐色に熟す。材は建築・器具用。ねずこ。ごろうひば。くろ...
しょうかふん‐ひのき【少花粉檜】
雄花がほとんどつかず、花粉の量が極めて少ないヒノキ。花粉症対策のため森林総合研究所と各地の林業研究機関が開発したもの。→少花粉スギ
しら‐べ【白檜】
シラビソの別名。
たいわん‐ひのき【台湾檜】
ヒノキ科の常緑高木。台湾に産し、ヒノキによく似るが、小さい。
とう‐ひ【唐檜】
マツ科の常緑高木。深山に自生。樹皮は赤みを帯びた暗褐色。葉は線形で短く、裏面は灰白色を呈する。材はヒノキの代わりに建築・土木に用い、またパルプを製する。とらのおもみ。しろつが。
ドイツ‐とうひ【ドイツ唐檜】
マツ科の常緑高木。大形のトウヒで、高さ約70メートルになることもある。ヨーロッパの山地に自生するほか、防雪樹や庭園樹、クリスマスツリーとして利用される。
ひ【檜】
ヒノキの古名。「真木栄(さ)く—の御門(みかど)」〈記・下・歌謡〉