うた‐よみ【歌詠み】
1 歌を作ること。 2 歌を作る人。特に、和歌を巧みに作る人。歌人。
うたよみ‐どり【歌詠み鳥】
ウグイスの別名。古今集の仮名序「花に鳴く鶯(うぐひす)、水に住む蛙(かはづ)の声を聞けば、生きとし生けるものいづれか歌をよまざりける」から。《季 春》
うたよみにあたうるしょ【歌よみに与ふる書】
正岡子規の歌論書。明治31年(1898)発表。短歌革新を目指し、万葉集・金槐集をたたえ、旧派の和歌を攻撃したもの。
歌(うた)より囃子(はやし)
歌よりも囃子の巧拙のほうが大事である。転じて、話をする人よりも相づちを打つ人の存在のほうが大切であるというたとえ。
うた‐ろんぎ【歌論議】
和歌のよし悪しを論じること。また、それを書き記した書物。
か【歌】
漢詩の一体。もとは歌謡形式の楽府(がふ)で、のちには「長恨歌」のように、古詩でも作られた。
か【歌】
[音]カ(呉)(漢) [訓]うた うたう [学習漢字]2年 〈カ〉 1 うた。「歌曲・歌劇・歌詞・歌謡/哀歌・演歌・凱歌(がいか)・軍歌・校歌・国歌・賛歌・聖歌・挽歌(ばんか)・牧歌・四面楚歌...
か‐い【歌意】
歌の意味。歌の心。
かいこう【歌意考】
江戸中期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和元年(1764)成立。和歌は正しく万葉集の風姿に帰るべきだと主張した、近世歌学史上重要なもの。
か‐かい【歌会】
人々が集まって和歌を詠み、互いに発表する会。うたかい。