あずさ‐みこ【梓巫女】
梓弓(あずさゆみ)の弦を打ち鳴らして神霊・生き霊・死霊などを呼び寄せ、自分の身にのりうつらせて託宣をする女。いちこ。口寄せ。
いき‐りょう【生き霊】
生きている人の怨霊(おんりょう)で、恨みのある他人にとりついてたたりをするといわれるもの。いきすだま。⇔死霊(しりょう)。
いち‐こ【市子/巫女/神巫】
1 神霊・生き霊(りょう)・死霊(しりょう)を呪文を唱えて招き寄せ、その意中を語ることを業とする女性。梓巫(あずさみこ)。巫女(みこ)。口寄(くちよ)せ。 2 神前に奉仕して、神楽(かぐら)を奉...
おん‐りょう【怨霊】
受けた仕打ちにうらみを抱いて、たたりをする死霊または生き霊。
ごとくん‐ば【如くんば】
[連語]《比況の助動詞「ごとし」の連用形に係助詞「は」の付いた「ごとくは」の音変化》…のようであるならば。…ごとくならば。「中宮御悩の御こと、承り及ぶ—、ことさら成親卿が死霊など聞こえ候」〈平家・三〉
さい‐だん【祭壇】
祭りを行うために設けられた壇。神仏・精霊・死霊などに供え物や祭器・祭具を置く。
ざる‐ころがし【笊転がし】
関東地方で、出棺後に死霊を追い出すために、棺を置いてあった場所から土間まで笊を転がし、ほうきで掃き出すこと。
しと‐だち【章断ち】
死霊が家に戻ってきて入るのを防ぐため、出棺のあと門戸に注連縄(しめなわ)を引き渡すこと。また、その注連縄。
し‐れい【死霊】
「しりょう(死霊)」に同じ。 [補説]書名別項。→死霊
せっしょう‐せき【殺生石】
栃木県那須温泉の近くにある溶岩の塊。鳥羽天皇の寵姫玉藻前(たまものまえ)は妖狐の化身で、殺されて石になったという。この石に触った人に災いを与えたので後深草天皇の時、玄翁(げんのう)和尚が杖(つえ...