ひょう‐かく【氷殻】
静穏な海面が急激に冷やされたときに形成される、硬いガラス状の氷。厚さ5センチ程度。波によって容易に割れ、氷片となる。さらに冷却が続くと、氷片が融合して板状軟氷が形成される。
ふみ‐がら【文殻】
読みおわって不要になった手紙。文反故(ふみほご)。「手文庫には—とノートがぎっしり詰っていた」〈漱石・道草〉
へい‐かく【閉殻】
1 殻を閉じること。 2 原子の電子殻で、電子または核子を最大限収容しているもの。
べに‐がら【紅殻】
《ベンガラに当てた漢字「紅殻」を訓読みにした語》「ベンガラ」に同じ。「—格子」
ベンガラ【(オランダ)Bengala】
1 《インドのベンガル地方で産出したところから》赤色顔料の一。主成分は酸化鉄(Ⅲ)で、着色力が強い。塗料・油絵の具や、ガラス・金属の研磨剤などに用いる。また、その色。べにがら。 2 「ベンガラ縞...
まめ‐がら【豆幹/豆殻/萁】
豆から実をとったあとのさや・枝・茎など。《季 秋》
もえ‐がら【燃(え)殻】
燃えたあとに残ったもの。もえかす。
もぬけ‐の‐から【蛻の殻】
1 蝉や蛇のぬけがら。もぬけ。 2 人の抜け出たあとの寝床や住居。「捜査員が踏み込んだ時には、部屋はすでに—だった」 3 魂の抜け去った体。死体。
もみ‐がら【籾殻】
稲の実の外皮。籾米をついて玄米を得たあとの殻。あらぬか。すりぬか。もみ。
ようゆう‐かく【溶融殻】
⇒溶融皮殻