ほろ‐がや【母衣蚊帳/幌蚊帳】
竹や針金などを骨にし、ほろのように作った幼児用の小さな蚊帳。《季 夏》「むら雨や—の子に風とどく/一茶」
ほろ‐ぐし【母衣串】
室町時代以降、母衣の中に入れた籠(かご)。風にふくらんだ形にするためのもの。
ほろ‐つけ【母衣付】
母衣をつけるために、兜(かぶと)の四天の鋲(びょう)の下の穴から出した輪状のひも。
ほろ‐びき【母衣引き】
馬上で母衣を長く後ろに垂らし、これをなびかせて地面に着かないように走る馬術。
ほろ‐むしゃ【母衣武者】
鎧(よろい)の背に母衣をつけた武者。母衣懸け武者。
ぼ【母】
[音]ボ(慣) モ(呉) [訓]はは [学習漢字]2年 〈ボ〉 1 はは。「母子・母性・母体・母胎・母堂・母乳/異母・義母・慈母・実母・生母・聖母・祖母・尊母・悲母・父母・養母・老母」 2 父...
ぼ‐いん【母音】
言語音の最小単位である単音の分類の一。呼気が口腔や咽頭での閉鎖や狭めをうけずに流れ出る音。口の開きや舌の位置、口蓋帆による鼻腔への通路の開閉などによって音色が変わる。一般に有声音。現代日本語では...
ぼ‐おん【母音】
⇒ぼいん(母音)
ぼいん‐こうたい【母音交替】
インド‐ヨーロッパ諸語の特徴の一つで、文法機能や品詞の変化に応じ、同一語根や接尾辞における母音が別の母音と規則的に交替すること。例えば、英語のsing, sang, sungの類。アプラウト。
ぼいん‐さんかくけい【母音三角形】
母音の図式的分類の一方法。母音を発音する際、口の開き、舌の位置の相違によって生じる音色の相違を三角形に配置して示したもの。