あい‐ざしき【相座敷】
同じ座敷に居合わせること。「—に勧進比丘尼の美しき者が二人泊まってゐる」〈浮・御前義経記・三〉
あま【尼】
《発音は梵ambā(母)からといい、表記は「比丘尼(びくに)」の「尼」を用いたもの》 1 仏門に入った女性。比丘尼。 2 キリスト教で、修道院に入った女性。修道女。 3 (「阿魔」とも書く)女性...
あま‐ごしょ【尼御所】
⇒比丘尼御所(びくにごしょ)
あま‐でら【尼寺】
1 尼僧の住む寺。比丘尼寺(びくにでら)。 2 カトリックで修道女が住む修道院。
いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょうか」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉 3 (子を二世、孫を三世というのに対し)その人の...
うた‐びくに【歌比丘尼】
近世、歌念仏を歌って歩いた比丘尼。のちには売春する者も現れた。勧進比丘尼。
うり‐こ【売(り)子】
1 雇われて、商品を店先で売ることを仕事とする人。また、列車内・駅・劇場などで商品を売り歩く人。 2 商家で、商品を行商する使用人。 3 男色を売る者。若衆。「この所も、—、浮世比丘尼のあつまり...
えとき‐びくに【絵解き比丘尼】
歌念仏を歌い、地獄・極楽など六道の絵解きをしながら勧進して回った熊野(くまの)比丘尼。のちには、遊女同然となった。歌比丘尼。勧進比丘尼。
え‐みょう【慧命】
1 仏語。悟りの智慧を生命にたとえた語。法命(ほうみょう)。 2 比丘(びく)の尊称。慧寿(えじゅ)。
お‐りょう【御寮】
《「御寮人(おりょうにん)」の略》 1 尼。比丘尼(びくに)。特に比丘尼の長。お庵(あん)。「比丘尼の師たるものを—といひて」〈風俗文選・師説〉 2 江戸時代、勧進比丘尼の元締め。比丘尼を抱え、...