くら・ぶ【比ぶ/較ぶ/競ぶ】
[動バ下二]「くらべる」の文語形。
くらべ【比べ/較べ/競べ】
1 くらべること。比較。「丈(たけ)—」 2 くらべて優劣を争うこと。競争。「がまん—」「知恵—」 [補説]12とも、名詞の下に付いて、複合語として用いられる。
くらべ‐あわ・せる【比べ合(わ)せる】
[動サ下一][文]くらべあは・す[サ下二]二つまたは複数のものをくらべてみる。「二つの文章の異同を—・せる」
くらべ‐がた・し【比べ難し】
[形ク]つきあいにくい。機嫌をとりにくい。「女のいと—・く侍りけるを、あひはなれにけるが」〈後撰・雑三・詞書〉
くらべ‐ぐる・し【比べ苦し】
[形シク] 1 くらべにくい。比較しにくい。「世の中や、ただかくこそとりどりに—・しかるべき」〈源・帚木〉 2 相手になりにくい。つきあいにくい。「院も、—・しう、堪へがたくぞ思ひ聞こえ給ひける...
くらべ‐もの【比べ物】
比べて優劣をみること。「前とは—にならないほどの出来栄え」
くら・べる【比べる/較べる/競べる】
[動バ下一][文]くら・ぶ[バ下二] 1 二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。比較する。「身長を—・べる」「今年は例年に—・べ雪が少ない」 2 優劣や勝敗を競う。競争する。「力の...
ころ【頃/比】
1 あるきまった時期の前後を含めて大まかにさす語。時代。時分。ころおい。「子供の—」「その—、会社に戻っていた」「—は元禄一四年」 2 しおどき。ころあい。ちょうどよい時。「—を見計らって話を切...
ころ‐おい【頃おい/比おい】
1 ころ。その時分。「早春の—」 2 程度。ほどあい。「ちょうどよい—」 3 当節。今の時世。「内裏(うち)わたり心にくくをかしき—なり」〈源・真木柱〉
ごろ【頃/比】
[接尾]《名詞「ころ(頃)」から》 1 時を表す語に付いて、その前後を漠然と示す。「三時—行く」「六月—開店する」「一九〇〇年—」 2 動詞の連用形に付いて、そうするのにふさわしい時期・状態であ...