わた‐げ【綿毛】
1 綿のように柔らかい毛。にこげ。 2 紡績の工程を経てない綿繊維。ばらげ。
わた‐すげ【綿菅】
カヤツリグサ科の多年草。山間の湿原に群生し、高さ約40センチ。葉は線形。茎は三角柱。5、6月ごろ、茎の先に灰黒色の卵形の花穂をつける。花後、糸状の花被片が伸びて白い毛玉状となる。まゆはきぐさ。す...
ワピチ【wapiti】
シカ科の哺乳類。大形で肩高約1.4メートルに達し、角も大きく、5本以上の枝角がある。夏毛は黄褐色、冬毛は灰褐色になるが、顔・首と四肢は暗褐色。北アメリカ北部とアジア北東部に分布。おおじか。アメリ...
わ‐むし【輪虫】
ワムシ綱の袋形動物の総称。淡水中に多いが、コケや湿った土中にもすむ。体長は2ミリ以下と微小。体の上端は冠状で繊毛があり、後端は細く尾状になるものが多い。繊毛で回転するように遊泳する。くるまむし。
わや‐くや
[副]騒がしいさま。がやがや。「大勢—と混雑の様子なれど」〈滑・続膝栗毛・初〉
草鞋(わらじ)を穿(は)・く
1 旅に出る。 2 罪を犯したばくち打ちなどが、土地を離れる。「長の—・く」 3 売買の時などに、値段を偽って上前をはねる。「草履の売人(うりて)にわらぢはくあり」〈滑・膝栗毛・八〉
わり‐あい【割合】
[名] 1 全体に対する部分の、または他の数量に対するある数量の比率。率。割。「男子学生と女子学生の—が逆転する」「空気の主要成分の—を求める」 2 (「…のわりあいに」の形で)「割5」に同じ...
わり‐さま【わり様】
[代]《「われさま」の音変化》二人称の人代名詞。同等または目下の者に用いる語。おまえ。おまえさん。「—もわしが(髪ヲ)結ふ所で結はんせ」〈滑・膝栗毛・七〉
わり‐どこ【割り床】
一室を屏風(びょうぶ)などで仕切って、二組み以上の寝床をこしらえること。また、その寝床。「そんな手合(てあひ)と—はあやまる」〈滑・膝栗毛・四〉
わる‐なすび【悪茄子】
ナス科の多年草。高さ30〜50センチ。根茎は地中を横に伸びて増え、茎や葉の両面にとげと星状の毛がある。葉は卵形でやや切れ込み、互生する。夏、白または淡紫色の花を開き、実は丸く橙黄色。全草が有毒。...