みんぞく‐しゅうきょう【民族宗教】
特定の民族によってのみ担われる宗教。その民族の伝統や習慣と深く結びついて成立・存続する。ユダヤ民族のユダヤ教、日本の神道など。→世界宗教
みんぞく‐しゅぎ【民族主義】
1 民族の存在・独立や利益また優越性を、確保または増進しようとする思想および運動。その極端な形は国家主義とよばれる。ナショナリズム。 2 孫文が唱えた三民主義の一。→三民主義
みんぞくじけつ‐しゅぎ【民族自決主義】
各民族は、その政治体制や帰属をみずからの意志で決定する権利をもち、他の民族や国家による干渉を認めないとする思想や運動。第一次大戦後、アメリカのウィルソン大統領が提唱。第二次大戦後は植民地独立運動...
みんぞく‐じょうか【民族浄化】
《ethnic cleansingの訳語》複数の民族が住む地域で、特定の民族集団が武力を用いて他の民族集団を虐殺・迫害・追放して排除すること。民族の純粋化。エスニッククレンジング。 [補説]19...
みんぞく‐せい【民族性】
その民族に特有の性質。特に、その民族の宗教・習俗に根ざす感覚・感情的な面についていうことが多い。
みんぞく‐せいしん【民族精神】
1 一つの民族に共通な精神的特質。また、ある民族を精神的に統一する民族意識。 2 ヘーゲル哲学で、世界史の各発展段階を代表する民族の精神的原理。
みんぞく‐だいいどう【民族大移動】
《(ドイツ)Völkerwanderung》4〜6世紀、ヨーロッパで起こったゲルマン人の大移動。4世紀末、フン族の西進が東ゲルマンの東ゴート・西ゴートを圧迫して南下させたのに始まる。東ゲルマン人...
みんぞく‐てき【民族的】
[形動]民族にかかわるさま。また、その民族に固有であるさま。「—な問題」
みんぞく‐ぶんかざい【民俗文化財】
文化財保護法上の文化財の一。衣食住・信仰・年中行事などに関する風俗慣習・民俗芸能およびこれに用いられる衣服・器具・家屋など。→重要無形民俗文化財 →重要有形民俗文化財
みんぞくみんしゅ‐せんせん【民族民主戦線】
フィリピン共産党(CPP)のフロント組織。1973年に結成。フィリピン共産党(CPP)・新人民軍(NPA)とともに同国における反政府共産勢力を構成する。NDF(National Democrat...