あか‐くらげ【赤水母】
オキクラゲ科のクラゲ。傘は直径12センチくらい。触手の刺細胞が乾燥して粉になったものが鼻に入るとくしゃみが出るので、ハクションクラゲともよばれる。
あんどん‐くらげ【行灯水母】
アンドンクラゲ科の腔腸動物。傘は幅約3センチの立方形で、寒天質は硬く、無色透明。4本の触手には毒があり、刺されると痛い。夏に出現。たこてれれん。いら。
いし‐くらげ【石水母】
ネンジュモ科の藍藻(らんそう)。芝生や土などの表面に生える。糸状の細胞が寒天質に包まれており、アオサに似る。食用。
えちぜん‐くらげ【越前水母】
ビゼンクラゲ科のクラゲ。淡褐色をし、傘は半球形で厚く硬い。直径1メートル、重さ150キロを超すものもある。朝鮮半島南岸や中国沿岸に産し、海流に乗って日本海を北上する。ビゼンクラゲと同様、食用とも...
おび‐くらげ【帯水母】
オビクラゲ科の有櫛(ゆうしつ)動物。体が平たい帯状のクラゲで、全長約1メートルに達し、寒天質で透明。世界の温水域に広く分布し、浮遊生活をする。
おわん‐くらげ【御椀水母】
《Aequorea》オワンクラゲ科のクラゲ。傘の直径は最大約20センチ。刺激を与えるとGFP(緑色蛍光たんぱく質)のはたらきにより、生殖腺が青白く発光する。この発光原理が分子イメージングなどに応...
ぎんか‐くらげ【銀貨水母】
クダクラゲ目ギンカクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。青藍色をし、気胞体は円盤状で直径4センチくらい、内部は多くの室に分かれる。下面に多数の感触体などがあり、暖流に乗って移動。
くし‐くらげ【櫛水母】
有櫛(ゆうしつ)動物の総称。体はクラゲ形で、体表に櫛の歯状の繊毛板が放射状に8本あり、運動器官となっている。フウセンクラゲ・ウリクラゲなど。
くだ‐くらげ【管水母】
ヒドロ虫綱クダクラゲ目の腔腸(こうちょう)動物の総称。すべて海産で、浮遊性。個虫が多数ついて群体をつくるが、各個虫は気胞体や触手・栄養体・感触体など機能も形態も分化している。カツオノエボシ・カツ...
くらげ【水母/海月】
腔腸(こうちょう)動物の基本形のうち、浮遊生活を送るもの。ハチクラゲ類・ヒドロ虫類など。体は寒天質からなり、傘の形をしていて、これを伸縮させて泳ぐこともある。傘の中に消化循環系・生殖腺(せいしょ...