きたな・む【汚む/穢む】
[動マ四]きたないと思う。けがらわしいもの、つまらないものとして嫌い、軽蔑する。「この病者に至りては、厭ひ—・む人のみありて」〈発心集・四〉
きたな‐らし・い【汚らしい/穢らしい】
[形][文]きたなら・し[シク]いかにもきたなく見える。いかにもきたない感じである。「しみだらけの—・い壁」
けが・し【汚し/穢し】
[形シク]けがらわしい。きたならしい。「年経(ふ)れば—・しきみぞに落ちぶれて濡れしほどけぬいとほしの身や」〈夫木・三六〉
けが・す【汚す/穢す】
[動サ五(四)] 1 大切なもの、清らかなものをよごす。「美しい心を—・す行為」「聖地を—・す」 2 恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つける。「名を—・す」 3 能力、身の程を越えた地位につ...
けがらい【汚らひ/穢らひ】
けがれ。特に、人の死によるけがれ。「すずろなる—に籠りて」〈源・手習〉
けがら・う【汚らふ/穢らふ】
[動ハ四]《動詞「けがる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》 1 人の死や葬儀に立ち会うなどして、身にけがれを受ける。「—・ひたる人とて立ちながら追ひ返しつ」〈源・手習〉 2 喪に服する。「...
けがらわし・い【汚らわしい/穢らわしい】
[形][文]けがらは・し[シク]けがれている。きたならしい。自分まで汚れそうで不快な感じがする。「—・い金」「そんな話は耳にするのも—・い」 [派生]けがわらしげ[形動]けがらわしさ[名]
けが・る【汚る/穢る】
[動ラ下二]「けがれる」の文語形。
けがれ【汚れ/穢れ】
1 けがれること。清潔さ、純粋さなどを失うこと。また、失われていること。「—を知らない子供たち」 2 不名誉であること。名折れ。「家名の—」 3 死・出産・月経などの際に生じるとされる不浄。この...
けが・れる【汚れる/穢れる】
[動ラ下一][文]けが・る[ラ下二] 1 清らかさ、純粋さ、神聖さなどが損なわれて、よごれた状態になる。よごれる。「耳が—・れる」「神殿が—・れる」 2 名誉や誇りに傷がつく。「履歴が—・れる」...