がい【蓋】
《「かい」とも》 [名]仏語。 1 人間の善智や善心を覆い隠すもの。すなわち、煩悩。 2 法会のとき、高僧の歩行に際し、その上にかざす笠状のもの。 3 仏像や導師の高座を覆い飾る天蓋。 [接...
がん‐もん【願文】
1 仏・菩薩の本願を示す文。 2 法会・仏事などを営むとき、施主の願意を記す文。また、神仏に願を立てるとき、その趣旨を記す文。
きく‐くよう【菊供養】
東京浅草の浅草寺で、10月18日(もとは陰暦9月9日の重陽(ちょうよう)の日)に行われる法会。参詣人は菊の花を供え、すでに供えてあったのを持ち帰り、諸病、災難よけとする。《季 秋》「ひざまづく童...
きちじょう‐けか【吉祥悔過】
正月に、吉祥天を本尊として最勝王経を読み、罪過を懺悔(さんげ)するとともにその年の五穀豊穣を祈願する法会。
きょう‐え【経会】
一切経を供養する法会。経供養。一切経会。
きょう‐くよう【経供養】
1 経文を写し終えたとき、仏前に供えて法会を営むこと。 2 陰暦3月2日に、四天王寺の太子夢殿で行われた法会。
きょうさん‐え【慶讃会】
1 仏像・堂塔・写経などの完成を祝う法会。 2 浄土真宗で、7月15日に阿弥陀の仏徳をたたえる法会。
きょく‐ろく【曲彔/曲椂】
法会(ほうえ)の際などに僧が用いる椅子(いす)。背のよりかかりを半円形に曲げ、脚をX字形に交差させたものが多い。
ぎょう‐ごう【行香】
《「ぎょうこう」とも》 1 法会(ほうえ)のとき、参会の僧たちに焼香の香を配り渡すこと。また、その役目の人。 2 僧が堂内や諸堂を回って、また施主などが寺に参って、焼香すること。
ぎょう‐どう【行道】
1 仏道の修行をすること。 2 法会で、僧が行列して読経しながら仏像や仏堂の周囲を右回りにめぐること。 3 法会で、僧が行列して読経しながら道を練り歩くこと。御練(おね)り。