こう【浩】
[人名用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) [訓]ひろい おおきい 1 広々としている。「浩瀚(こうかん)・浩浩・浩然」 2 大きい。大いに。「浩歌・浩嘆」 [名のり]いさむ・おおい・きよし・はる...
こう‐かん【浩瀚】
[名・形動] 1 書物の多くあるさま。「—な蔵書」 2 書物の巻数やページ数の多いさま。「仏教に関する—な著述」
こう‐こう【浩浩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水がみなぎり広がっているさま。「大海哮(た)けり、—又—たり」〈蘆花・自然と人生〉 2 果てしなく広々としているさま。「—として静かな天」
こう‐ぜん【浩然】
[ト・タル][文][形動タリ]《「浩」は水が豊かなさま》心などが広くゆったりとしているさま。「—として天を仰ぐ」
こうぜん‐の‐き【浩然の気】
《「孟子」公孫丑上から》 1 天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気。 2 物事にとらわれない、おおらかな心持ち。「—を養う」
こう‐たん【浩嘆/浩歎】
[名](スル)ひどくなげくこと。「長々と—の独白を述べた」〈芥川・将軍〉
こう‐だい【浩大】
[名・形動]ひろく大きいこと。また、そのさま。「その農圃全書の巻帙(かんちつ)—にして」〈中村訳・西国立志編〉
こう‐とう【浩蕩】
[ト・タル][文][形動タリ]広広として大きなさま。「大空は風濁りなし果てもなく—として歎きに暮れぬ」〈前田夕暮・収穫〉