しん‐りょ【深慮】
深く考えをめぐらすこと。深い考え。深思。「遠謀—」⇔浅慮。
しんりょ‐えんぼう【深慮遠謀】
「深謀遠慮」に同じ。
しん‐りょく【深緑】
濃い緑色。ふかみどり。
しん‐りん【深林】
樹木の生い茂った奥深い林。「露国の詩人は曽て—の中に坐して、死の影の我に迫るを覚えたと言ったが」〈独歩・空知川の岸辺〉
しんれい‐しょり【深冷処理】
焼き入れした合金鋼を常温以下に急冷すること。硬さが増し、寸法変化を抑える効果がある。サブゼロ処理。
しん‐れつ【深裂】
[名](スル)葉の形などで、縁が深く切れ込み、中央近くまで達していること。⇔浅裂。
じん‐しん【深心】
仏語。 1 ひたすら仏道を求めようとする心。深く仏に帰依(きえ)する心。 2 三心の一。阿弥陀仏の本願の救いを深く信じ求める心。
じんじゃ‐だいしょう【深沙大将】
仏教守護神の一。砂漠で危難を救うことを本誓とする鬼神で、病気をいやし、魔事を遠ざけるという。像は忿怒(ふんぬ)の相をし、全身赤色で左手に青蛇をつかみ、右のひじを曲げて手のひらを上げる。「般若経」...
じんじゅうのうみ【深重の海】
津本陽の長編小説。昭和50年(1975)より発表。昭和53年(1978)、第79回直木賞受賞。
じんだい‐じ【深大寺】
東京都調布市にある天台宗の寺。山号は浮岳山。初め法相(ほっそう)宗だった。開創は天平5年(733)、開山は満功(まんくう)という。寺宝の金銅釈迦如来像は白鳳時代のもの。