己(おのれ)の欲(ほっ)せざるところは人(ひと)に施(ほどこ)す勿(なか)れ
《「論語」顔淵などから》自分が好まないことを他人に無理じいしてはならない。
おもい‐そ・む【思ひ初む】
[動マ下二] 1 思いはじめる。心にかけはじめる。「何となくあだなる花の色をしも心に深く—・むらむ」〈西行家集〉 2 恋しはじめる。「あすか川淵は瀬になる世なりとも—・めてむ人は忘れじ」〈古今・恋四〉
かい‐えん【海淵】
海底の特に深い凹地。ふつう海溝中にあり、発見船の名を冠してよぶことが多い。世界最深はマリアナ海溝のチャレンジャー海淵で、1万920メートル。
かいこう
日本の海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)が開発した大深度潜水調査のための無人探査機。平成7年(1995)完成。最大潜航深度1万メートル以上。深海調査研究船「かいれい」を母船とする。母船に...
かいこう【歌意考】
江戸中期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和元年(1764)成立。和歌は正しく万葉集の風姿に帰るべきだと主張した、近世歌学史上重要なもの。
帰(かえ)りなんいざ
《陶淵明「帰去来辞」の「帰りなんいざ、田園将(まさ)に蕪(あ)れんとす、胡(なん)ぞ帰らざる」の一節》さあ、帰ってしまおう、の意。 [補説]書名別項。→帰りなん、いざ
風(かぜ)に靡(なび)く草(くさ)
《「論語」顔淵から》権力者のいうがままになる人民、または、徳の高い人に服従する小人(しょうじん)をたとえた言葉。
かねがふち【鐘ヶ淵】
東京都墨田区北部の旧地名。隅田川の東岸にあたり、淵に沈んだ釣鐘の伝説からの名という。江戸時代は鷹狩りの地。
かわさき【川崎】
姓氏の一。 [補説]「川崎」姓の人物川崎九淵(かわさききゅうえん)川崎(かわさき)のぼる川崎洋(かわさきひろし)
かんじこう【冠辞考】
江戸中期の枕詞辞書。10巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。宝暦7年(1757)刊。記紀・万葉集の枕詞326語を挙げ、五十音順にならべてその意義・出典・解説をつけたもの。