さ・びる【寂びる】
[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「荒(さ)ぶ」に由来する語で、古びるところから》 1 古くなって特有の趣が出る。古めかしい味わいがある。もの静かで趣がある。「谷中感応寺の…或は清らかに或は—...
さわし‐がき【醂し柿】
エチルアルコール・温湯・二酸化炭素などで渋を抜いた柿。
さわ・す【醂す】
[動サ五(四)] 1 渋柿の渋みを抜く。「柿を—・す」 2 水に浸してさらす。「布地を流れに—・す」 3 黒漆をつやの出ないように薄く塗る。「—・したお盆」
し【柿】
[常用漢字] [音]シ(漢) [訓]かき 〈シ〉木の名。カキ。「熟柿」 〈かき(がき)〉「柿色/渋柿」 [補説]「柹」は正字。
しき‐がみ【敷(き)紙】
1 物の下に敷く紙。 2 紙を厚くはり合わせ、渋などをひいた敷物。《季 夏》「—や烈しき音の山の雨/零雨」
しき‐ぶすま【敷き衾】
1 敷き布団。 2 夏、ノミを避けるための布団の下に敷く渋紙。
してん‐だい【司天台】
1 陰陽寮(おんようりょう)の唐名。 2 江戸中期に設置された天文台。元禄2年(1689)渋川春海が江戸本所の邸宅内に創設。延享3年(1746)幕府天文方の観測所として神田佐久間町に置かれ、のち...
しな‐ぐり【支那栗】
中国・朝鮮半島で栽培されるクリ。実の渋皮は取りやすい。甘栗。
しなの‐がき【信濃柿】
カキノキ科の落葉高木。果実は小さく、枝にブドウの房のようにつく。未熟のものから渋をとるため、およびカキの台木とするため栽培され、信越地方から東北にかけて多い。小アジア地方の原産。千生(せんなり)...
しぶ【渋】
1 渋い味。「—を抜く」 2 「柿渋」の略。「—をひく」 3 栗の実などの外皮の内側にある渋みをもった薄い皮。渋皮。 4 物からしみ出る赤黒い液体。 5 水などのあか。さび。水渋(みしぶ)。「—...