から‐とり【唐鳥】
オウム・クジャクなどの、外国産の鳥。「大納言殿より—いんこうまゐる」〈御湯殿上日記〉
がっ‐さん【月山】
山形県中部にある火山。標高1984メートル。山頂東斜面は夏も雪が残る。頂上に月山神社がある。湯殿山・羽黒山とともに出羽(でわ)三山の一。
森敦の小説。昭和48年(1973)発表。同年、第70...
けずり‐ぐし【梳り櫛】
櫛で髪をとかすこと。また、その櫛。「その夜は—せさせ、湯殿などせさせ給ふほどに」〈宇津保・蔵開中〉
させます
[助動][させまさ(させましょ)|させまし|させます|させます|させませ|させませ(させまし)]《尊敬の助動詞「さす」に動詞「おはします」の付いた「させおはします」の音変化。室町時代語》動詞の上...
さ‐もじ【さ文字】
1 魚または鯖(さば)をいう女房詞。「女御より—まゐる」〈御湯殿上日記〉 2 「さびし」「ささやか」など「さ」で始まる言葉をいう語。主に女性が用いた。「一日進ぜたる文は、—にして(=裂イテ)お捨...
さん‐ざん【三山】
有名な三つの山。香具山(かぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)の大和(やまと)三山、月山(がっさん)・湯殿山・羽黒山の出羽(でわ)三山など。
「熊野三山」に同じ。
さんしょう‐びょう【山椒鋲】
頭部をサンショウの実のように丸く作った釘(くぎ)。湯殿の腰羽目、戸袋の板などを張るときに化粧釘として用いる。
じゅうご‐ごそう【十語五草】
10種の物語と5種の草紙。竹取物語・宇津保物語・世継物語・弥世継(いやよつぎ)物語・続世継物語・増鏡・栄花物語・狭衣物語・水鏡・伊勢物語の10種の物語と、徒然草・枕草子・四季物語・御餝(おかざり...
すまし‐め【清まし女】
宮中で器具を洗ったり、お湯殿のことなどを勤めたりした下級の女官。
そう‐な・し【左右無し】
[形ク]《「左右」はあれこれ、とやかく、の意》 1 ためらわない。無造作である。「—・くは撃って蒐(かか)られず」〈紅葉・二人女房〉 「—・く湯殿へ行きて、はだかになりて」〈宇治拾遺・三〉 2 ...