しめし‐ばい【湿し灰】
茶の湯で、炉の炭点前(すみてまえ)のときに炉中にまく灰。濡れ灰・木灰を番茶で練り、湿り気を含んだ程度にまで乾かしたもの。
しめ‐じ【湿地/占地】
1 シメジ科のキノコ。コナラなどの林に生え、白または灰色で傘の直径約6センチ、柄の高さ約9センチ。いくつも密着して発生することが多いのでセンボンシメジともいうが、同名の別種があり、区別するためホ...
しめ・す【湿す】
[動サ五(四)] 1 水分を少し与える。しめらす。「ガーゼを—・して傷口をふく」「のどを—・す」 2 筆に墨をつける。転じて、手紙を書く。「一筆—・しまいらせ候」 3 水でぬらして火を消す。灯火...
しめっ‐ぽ・い【湿っぽい】
[形] 1 湿気が多く、じめじめしている。「乾ききらず—・い服」 2 気分が沈んでいる。陰気くさい。「—・い話」 [派生]しめっぽさ[名]
しめら・す【湿らす】
[動サ五(四)]水分を含ませる。しめす。「のどを—・す」
しめり【湿り】
1 しめること。水分を少し含んでいること。湿気。「乾燥剤で—を防ぐ」「手に—をくれる」 2 雨が降ること。適度な量の雨。→おしめり
しめり‐け【湿り気】
水分を少し含んでいる感じ。また、その水分。しっけ。
しめり‐ごえ【湿り声】
涙声。また、悲しみに沈んだ声。
しめり‐なき【湿り泣き】
声も立てず、静かに泣くこと。忍び泣き。「—にぞ泣きゐたる」〈浄・曽根崎〉
しめり‐ばん【湿り半】
鎮火を知らせる半鐘。