ちゅう‐せい【中世】
歴史の時代区分の一。古代と近世との間。主として封建社会の時代。 1 日本史で、鎌倉時代・室町時代をさす。近世にあたる安土桃山時代・江戸時代を後期封建社会とよぶのに対して、前期封建社会とよぶことが...
ちんぜい‐たんだい【鎮西探題】
鎌倉幕府の職名。永仁元年(1293)博多に置かれ、九州の御家人を統轄して、沿海防備・裁判・一般政務をつかさどった。鎌倉幕府滅亡とともに消滅。
ツグルク‐ちょう【ツグルク朝】
《Tughluq》インド、デリー‐スルターン朝の一。1320年、トルコ系のツグルクがハルジー朝に代わって建国。1413年、チムールに侵略されて滅亡。トゥグルク朝。
敵国(てきこく)外患(がいかん)無(な)き者(もの)は国(くに)恒(つね)に亡(ほろ)ぶ
《「孟子」告子から》競争する国や敵国がなく、外国に攻められる心配もない国は、国全体に緊張を欠き油断を生じてついには国が滅亡する。
てん‐そく【纏足】
中国で、女性の足を大きくしないため、子供のときから親指を除く足指を裏側に曲げて布で固く縛り、発育をおさえた風習。唐末ごろに始まり、宋代から流行したが、清末に廃止運動が起こり、清滅亡後消滅した。
てんのうき【天皇記】
日本最古の史書の一。推古天皇28年(620)聖徳太子が蘇我馬子とともに編纂(へんさん)、天皇の世系・事跡を記したというが未詳。蘇我氏滅亡の際に焼失。
てんろれきてい【天路歴程】
《原題The Pilgrim's Progress》バニヤンの小説。第一部1678年、第二部84年刊。クリスチャンとその妻クリスチアーナが「滅亡の市」を旅立ち、「落胆の沼」「虚栄の市」などを経て...
とうかせん【桃花扇】
中国、清代の戯曲。孔尚任(こうしょうじん)作。1699年成立。明朝の滅亡と南京の盛衰を背景に、文士の侯方域(こうほういき)と名妓(めいぎ)の李香君(りこうくん)との悲恋を描いたもの。清代戯曲の代表作。
とう‐ぎ【東魏】
中国の国名。南北朝時代の534年、北魏が分裂したとき、将軍高歓が孝静帝を擁立し、鄴(ぎょう)を都にして建国。550年、子の高洋が北斉を建国して滅亡。→魏
とがし【富樫】
姓氏の一。
加賀の石川郡富樫郷を本拠とした豪族。鎌倉末期より南北朝時代にかけ、守護として勢力を張ったが、戦国時代に一向一揆のために滅亡。 [補説]「富樫」姓の人物富樫広蔭(とがしひろかげ)富...