かん【灌】
[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]そそぐ 1 水をそそぐ。流し入れる。「灌漑(かんがい)・灌水・灌腸・灌仏会(かんぶつえ)/湯灌」 2 こんもりと群がり生える。「灌木」
かん‐いき【灌域】
河川の灌漑(かんがい)する区域。
かん‐がい【灌漑】
[名](スル)農作物の生育に必要な水を、水路を引くなどして供給し、耕作地をうるおすこと。「—用水」
かん‐じょう【灌頂】
《(梵)abhiṣecana, abhiṣekaの訳。昔インドで、国王の即位や立太子の儀に、四大海の水をその頭頂に注いだ儀式から》 1 仏語。 ㋐菩薩が仏位に登るとき、法王の職を受ける証として諸...
かん‐ちょう【灌頂】
⇒かんじょう(灌頂)
かんじょう‐けぎょう【灌頂加行】
伝法灌頂の儀式の際に、その準備として事前に行う修行。灌頂の加行。
かんじょう‐ごしょ【灌頂御所】
宮中で、天皇の安穏を祈り、また年中行事としての加持祈祷を行った真言道場。灌頂道場。灌頂の御所。→真言院
かんじょう‐だいほうおうじ【灌頂大法王子】
伝法灌頂を受け、仏の弟子となった菩薩の尊称。
かんじょう‐の‐し【灌頂の師】
密教伝法灌頂を受けた他の人に灌頂を授ける資格をもつ僧。また、授ける際の正導師。灌頂の阿闍梨(あじゃり)。
かん‐すい【灌水】
[名](スル)水を注ぐこと。多く、草木や農作物に水を注ぎかけることにいう。「苗床に—する」