かかい‐じゅ【火界呪】
密教で、不動明王の火生(かしょう)三昧を修する際、印(いん)を結び、その印から大火炎が無限に流れ出るのを観想しながら唱える呪文(じゅもん)。
かかん‐ぷ【火浣布】
1 古代中国で、南方の火山にすんでいる火ねずみの毛で作ったといわれた耐火性の織物。ひねずみのかわごろも。 2 石綿をまぜて織った不燃性の布。日本では、平賀源内が初めて作ったといわれる。
か‐き【火器】
1 火を入れる器具。火入れ。 2 大砲・銃など、火薬を使って弾丸を発射する兵器の総称。銃砲。
か‐き【火気】
1 火のけ。また、火。「—厳禁」 2 火の勢い。「—にたじろぐ」
かきかんせい‐そうち【火器管制装置】
レーダーなどで目標をとらえ、火器をその目標に指向する装置。射撃指揮装置。
か‐きゅう【火急】
[名・形動]火のついたように、さし迫った状態にあること。また、そのさま。緊急。「—な(の)用事」
か‐きゅう【火球】
1 火の玉。 2 流星の、特に明るいもの。
か‐きょう【火坑】
仏語。火の燃えている穴。特に、地獄にある火の穴。また、煩悩(ぼんのう)の恐ろしさをたとえていう。かこう。
か‐ぎ【火技】
1 小銃・大砲などを操作する技術。 2 花火。
か‐ぎゅう【火牛】
兵法の一。牛の角に刀の刃を上に向けて結び、尾に葦(あし)を結びつけて点火し、その牛を敵軍に追いやる。古代中国の斉(せい)の田単(でんたん)が考えた兵法とされ、「火牛の計」といわれる。