はな‐ぢょうちん【洟提灯】
寝ぼけた時などに、鼻汁が風船状にふくらんで鼻から出たものを提灯に見立てた言葉。
ばじょう‐ぢょうちん【馬上提灯】
乗馬の際に用いる提灯。丸形で、腰に差すように長い柄がある。うまのりぢょうちん。
ひ【灯】
《「火」と同語源》周囲を明るく照らすもの。あかり。ともしび。「窓に—がともる」「町の—」
ひじり‐あんどん【聖行灯】
《高野聖の笈(おい)の形に似ているところからとも、また、聖窓に掛けるところからともいう》近世、遊郭の局見世(つぼねみせ)の格子などに掛けて看板がわりにした掛け行灯。ひじりあんどう。
ひょうしき‐とう【標識灯】
夜間に飛行中の航空機、航行・係留中の船舶が、その位置を標示する灯火。
ひょう‐とう【標灯】
目印につけた灯火。
ひる‐あんどん【昼行灯】
《日中に行灯をともしても、うすぼんやりとしているところから》ぼんやりした人、役に立たない人をあざけっていう語。
ひんじゃ‐の‐いっとう【貧者の一灯】
⇒長者(ちょうじゃ)の万灯(まんとう)より貧者の一灯
び‐とう【尾灯】
自動車・電車などの後部につける標識用の赤い灯火。テールライト。テールランプ。
ふぐ‐ちょうちん【河豚提灯】
トラフグなどの背に穴をあけ、皮を傷つけないで身を取り除いたのち、ふくらませ乾かして作った提灯。