い【藺】
イグサ科の多年草。湿地に自生し、また、水田で栽培する。高さ約1メートル。茎は円柱形。葉はうろこ状。夏、緑褐色の花をつけ、苞(ほう)を長く伸ばす。茎は畳表・花むしろの材料。白い髄は、昔、灯心に用い...
いい‐か・ける【言(い)掛ける】
[動カ下一][文]いひか・く[カ下二] 1 言い出そうとする。話し始めて、途中でやめる。言いさしにする。「結論を—・けたまま別の話に転じてしまう」 2 言葉をかける。「悪口雑言を—・けられて」〈...
いか・い【厳い】
[形][文]いか・し[ク] 1 程度がはなはだしい。大層である。「前度(ぜんど)—・い世話に成った気で」〈鏡花・歌行灯〉 2 大きい。多い。「能(よ)う—・い声を出す方様じゃ」〈露伴・椀久物語〉...
いがみ【歪み】
《動詞「いが(歪)む」の連用形から》 1 「ゆがみ」に同じ。「石灯籠が此のやうに—が来ると、火をとぼすことがならぬ」〈松翁道話・二〉 2 悪者。悪漢。「かねて工(たくみ)の—の男、腕まくりして」...
イグナイター【igniter】
放電管の点灯装置。または、エンジンやガスコンロの点火装置。
いけ‐もの【生け物/活け物】
《生かしてあるものの意》 1 生け花。「『この店を見さしませ』『はて、好い—』」〈狂言記・酢薑〉 2 「生け作り1」に同じ。「鯉の洗ひも—に」〈伎・音聞浅間幻灯画〉
いさり【漁り】
《動詞「いさ(漁)る」の連用形から。古くは「いざり」》 1 魚や貝をとること。すなどり。りょう。「沖つ波辺波(へなみ)静けみ—すと藤江の浦に舟そ騒ける」〈万・九三九〉 2 「漁り火」の略。「ひさ...
いし‐どうろう【石灯籠】
石でつくった灯籠。社寺に据えて灯火をともし、また、庭園などに置いて趣を添える。用途によって種類が多く、春日(かすが)・雪見・遠州・織部などがある。
いち‐の‐とり【一の酉】
11月の最初の酉の日。また、その日に開かれる鷲(おおとり)神社の祭礼。酉の市。初酉(はつとり)。《季 冬》「灯の渦をぬければ星夜—/白葉女」→酉の市 [補説]書名別項。→一の酉
いっ‐き【一基】
墓石・灯籠などのように、据えつけたり立てたりするものの一つ。