じっしょう‐ろ【実証炉】
原子炉の開発において、最終段階に、実用規模の発電施設として技術的信頼性を実証し、経済性の見通しを得たるために建設・運転される原子炉。実験炉・原型炉に続いて建設され、その成果は実用炉に反映される。
じつよう‐ろ【実用炉】
実験炉・原型炉・実証炉という開発段階を経て、実用段階に達した原子炉。
じゅう‐すい【重水】
重水素原子または重酸素原子を含む水。一般には重水素(ジュウテリウム)と酸素とからなる水をいい、原子炉の中性子減速材に用いられる。
じゅうすいげんそくけいすいれいきゃくあつりょくかんがた‐ろ【重水減速軽水冷却圧力管型炉】
⇒改良型CANDU炉
じゅうすいげんそくじゅうすいれいきゃくあつりょくかんがた‐ろ【重水減速重水冷却圧力管型炉】
⇒CANDU炉
じゅうすいれいきゃくあつりょくようきがた‐ろ【重水冷却圧力容器型炉】
加圧重水型原子炉(PHWR)の一。天然ウランを燃料とし、減速材・冷却材に重水を共用する。圧力管型のCANDU炉とは異なり、減速材の重水も原子炉圧力容器内で加圧される。1960年代に西ドイツで開発...
じゅうすい‐ろ【重水炉】
減速材に重水を用いる原子炉の総称。重水は軽水よりも中性子を吸収しにくいため燃料の利用効率が高く、天然ウランを濃縮せずに燃料として利用できる。HWR(heavy water reactor)。→軽...
じゅうはち‐もつ【十八物】
大乗の僧尼が常に身辺に備えるべき18種の具。楊枝・澡豆(そうず)(豆の粉で作った洗い粉)・三衣・瓶・鉢・坐具・錫杖・香炉・漉水嚢・手巾・刀子(とうす)・火燧(かすい)(火打ち石)・鑷子(にょうす...
じゅどうてき‐あんぜんきのう【受動的安全機能】
原子炉施設の安全機能の一つ。事故が発生した際に、外部からの動力や操作を必要とせず、炉内で自然に起こる物理的現象を利用して原子炉を停止・冷却する仕組み。重力によって冷却水を落下させたり、温度や圧力...
じゅどうてき‐あんぜんせい【受動的安全性】
1 原子炉で事故が発生した場合に、外部からの動力や操作に依存せず、炉内で起こる自然現象を利用した仕組みによって事象を終息させる機能(受動的安全機能)が確保されていること。パッシブセーフティー。 ...