し‐お・える【為終える】
[動ア下一][文]しを・ふ[ハ下二]物事を終わりまでやってしまう。しとげる。やりおえる。「宿題を—・える」
し‐おお・せる【為果せる】
[動サ下一][文]しおほ・す[サ下二]物事を最後までやりおえる。しとげる。うまくやる。「難工事を—・せる」
し‐お・く【為置く/仕置く】
[動カ四] 1 処置する。しておく。「あるべき事どもなど—・かせ給ひけり」〈栄花・布引の滝〉 2 処罰する。こらしめる。「其場にて四人の侍を—・きし折柄」〈伎・小袖曽我〉
し‐おち【仕落ち/為落ち】
当然すべきことを不注意でしないこと。手落ち。手抜かり。しおとし。「—のないように注意する」
し‐おとし【為落(と)し】
しおとすこと。しおち。
し‐おと・す【為落(と)す】
[動サ五(四)]なすべきことを、うっかりして忘れる。「肝心の署名を—・す」
し‐お・る【為居る】
[動ラ五(四)]しておる。しやがる。他人の行為を軽蔑して言うときに用いる、乱暴な言い方。「悪さばかり—・って」
し‐きせ【仕着せ/為着せ/四季施】
1 主人が使用人に、季節に応じた衣服を与えること。また、その衣服。おしきせ。「仲働(なかばたらき)を雇うとしますと、給金から、年二度の—から」〈二葉亭・其面影〉 2 江戸時代、幕府が右筆(ゆうひ...
し‐きたり【仕来り/為来り】
《動詞「しき(仕来)たる」の連用形から》昔からの習慣。ならわし。慣例。「—を守る」「—に縛られる」
し‐きた・る【仕来る/為来る】
[動ラ五(四)]昔から引き続き行ってきている。慣例としてきている。「この長い行商の旅は、ずっと以前から—・ったことで」〈藤村・家〉