デラシネ【(フランス)déraciné】
根無し草。転じて、故郷や祖国から切り離された人。
とうおん‐ざんりゅうじか【等温残留磁化】
落雷などによって温度変化無しで獲得する残留磁化。等温残留磁気。
とふ‐の‐すがごも【十編の菅薦】
《「ふ」は編み目の意》編み目が十筋あるすがごも。「真菰(まこも)にまれ、…菅薦にまれ、ただあらむを貸し給へ。—な給ひそ」〈堤・由無し事〉
ないりく‐かせん【内陸河川】
内陸にあって、海に注がない川。多くは内陸湖に注ぎ、乾燥地帯では末無し川となるものもある。ボルガ川・タリム川など。
なか‐あい【中間】
1 なかほど。あいだ。ちゅうかん。「愛宕と比叡の山との—にもあれ」〈堤・由無し事〉 2 間柄。なからい。「日頃懇意な—ゆゑ」〈伎・有松染相撲浴衣〉
なが‐むしろ【長筵】
丈の長いむしろ。「女、—なにやかや一つやりたりける」〈堤・由無し事〉
梨(なし)の礫(つぶて)
投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても—だ」
な‐た・つ【名立つ】
[動タ四]うわさが立つ。評判になる。「すだれ編みの翁は、かしたいしの娘に—・ち」〈堤・由無し事〉
な・る【生る】
[動ラ五(四)] 1 草木の実(み)ができる。結実する。みのる。「柿が—・る」 2 新たに生じる。「親無しに汝(なれ)—・りけめや」〈推古紀・歌謡〉
なんとは‐なし【何とは無し】
[副]「何と無く」に同じ。多く「何とは無しに」の形で用いる。「学校を休んで、—に日を送っていましたが」〈独歩・あの時分〉