む‐めんもく【無面目】
[名・形動ナリ]常識をわきまえないこと。また、そのさま。「啼(な)くと食はうのねねさんでも、—ぢゃあねえはな」〈滑・浮世風呂・三〉
むもう‐しょう【無毛症】
体毛、特に陰毛が欠如しているか発育不全である状態。
むもう‐ていり【無毛定理】
《no-hair theorem》ブラックホールを特徴づける物理量が、質量・角運動量・電荷の三つしかないという定理。J=ホイーラーが「ブラックホールには毛がない」と述べたことに由来する。古典論的...
む‐もくてき【無目的】
[名・形動]目的をもたないこと。目的がないこと。また、そのさま。「近所を—に歩く」
む‐もん【無文】
1 衣服などに文様がないこと。無地。⇔有文(うもん)。 2 和歌・連歌・俳諧で、表現が平淡なこと。また、そのような歌や句。⇔有文。「—なる歌のさはさはと詠みて」〈毎月抄〉 3 能楽で、平淡な中に...
む‐もん【無紋】
1 紋がついていないこと。衣服や調度などに紋がはいっていないこと。また、そのもの。⇔有紋(うもん)。 2 能楽で、正しい作法にそわずに、その場に応じて演技・演出を変えること。⇔有紋。
むもんかん【無門関】
中国の仏教書。1巻。南宋の無門慧開(えかい)著。1228年成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの入門書として、禅宗で重視される。禅宗無門関。
む‐やく【無役】
1 役目のないこと。「—の旗本」 2 課役のないこと。無税。
む‐やく【無益】
[名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも—なれば」〈露伴・五重塔〉
むやく‐し・い【無益しい】
[形][文]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。「あはは—・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉