さざえ【栄螺/拳螺】
1 リュウテンサザエ科の巻き貝。北海道南部から南の暖流の影響を受ける岩礁に分布。貝殻は殻高約10センチで厚く、こぶし状をなし、太いとげのような突起をもつものが多い。肉は壺焼きなどで賞味され、春か...
さへいじ【左平次】
《もと人形浄瑠璃社会の隠語。「佐平治」「佐平二」とも書く》 1 口。また、口をきくこと。転じて、差し出口をすること。追従を言うこと。「—を専らとし、欲深きこと甚だし」〈洒・六丁一里〉 2 余計な...
さんくろう【三九郎】
長野県で、どんど焼きに焼く木製の人形。また、どんど焼きのこと。
さんま【秋刀魚】
ダツ目サンマ科の海水魚。全長約40センチ。体は細長く、側扁し刀状、背部は暗青色、腹側は銀白色。外洋性回遊魚で、夏、北海道沖に現れ本土に沿って南下し伊豆諸島・四国沖に至り、春、再び北上する。常磐・...
しお‐けぶり【塩煙】
「しおけむり(塩煙)」に同じ。「浦風に焼く—吹きまどひたなびく山の冬ぞさびしき」〈拾遺愚草・上〉
しお‐けむり【塩煙】
塩を作るとき、塩竈から立ち上る煙。塩を焼く煙。しおけぶり。
しお‐やき【塩焼(き)】
1 魚肉などに塩を振って焼くこと。また、焼いたもの。 2 海水を煮て塩を作ること。また、それを業とする人。「—の文正と申す者にてぞはんべりける」〈伽・文正〉
しか【志賀】
福岡市の志賀島(しかのしま)。[歌枕]「—のあまの塩焼く煙かぜをいたみ立ちは上らで山にたなびく」〈新古今・雑中〉
したえ‐つけ【下絵付け】
陶磁器の素地に直接絵付けをすること。その上から釉(うわぐすり)をかけて焼く。
しめ‐もらい【注連貰い】
小正月の左義長(さぎちょう)で焼くために、他の家で外した門松やしめ飾りなどを子供が貰い集めること。《季 新年》「色里や朝寝の門の—/松浜」