こく‐えん【黒煙/黒烟】
黒い煙。くろけむり。
ざん‐えん【残煙/残烟】
消え残りの煙。
し‐えん【紫煙/紫烟】
紫色の煙。紫色のもや。また、特に、タバコの煙。「—をくゆらす」
しお‐けぶり【塩煙】
「しおけむり(塩煙)」に同じ。「浦風に焼く—吹きまどひたなびく山の冬ぞさびしき」〈拾遺愚草・上〉
しお‐けぶり【潮煙】
「しおけむり(潮煙)」に同じ。「蹄(ひづめ)に蹴立つる—」〈浄・百人上﨟〉
しお‐けむり【塩煙】
塩を作るとき、塩竈から立ち上る煙。塩を焼く煙。しおけぶり。
しお‐けむり【潮煙】
波が砕けて飛び散るしぶき。しおけぶり。「岩礁に—が上がる」
しゅりゅう‐えん【主流煙】
喫煙者が、タバコから直接吸い込む煙。→副流煙
しょう‐えん【松煙/松烟】
1 松を燃やすときに立ちのぼる煙。また、たいまつの煙。 2 樹脂に富んだ松などを不完全燃焼させて作った煤(すす)。黒色顔料として印刷インクや靴墨などに用いる。 3 「松煙墨」の略。 4 墨(すみ...
しょう‐えん【瘴煙/瘴烟】
瘴気を含んだもや。悪気や毒気を含んだもや。「—立てる、深き池沼に囲まれたる大牢獄」〈鴎外訳・即興詩人〉