そつ‐えん【卒煙】
[名](スル)喫煙をやめること。特に、一時的な禁煙ではなく、完全に喫煙を断つことをいう。 [補説]平成12年(2000)ごろから広まり始めた語。
たみ‐の‐けぶり【民の煙】
民家のかまどから立つ炊事の煙。「国富める—のほど見えて雲まの山にかすむ炭がま」〈拾遺愚草・中〉
ち‐けむり【血煙】
人を切ったときなどに、ほとばしり出る血を煙にたとえた語。血けぶり。「—をあげて倒れる」
つい‐の‐けぶり【終の煙】
火葬の煙。また、死んで火葬に付されること。「いかにせん—の末ならで立ちのぼるべき道もなき身を」〈続拾遺・雑下〉
つち‐けむり【土煙】
土や砂が煙のように立ちのぼったもの。つちけぶり。「—を上げて車が走る」
のべ‐の‐けぶり【野辺の煙】
火葬の煙。「立ちのぼる—やなき人の行きて帰らぬ限りなるらん」〈新拾遺・哀傷〉
のろし【狼煙/烽火】
1 合図や警報のために、薪(たきぎ)・火薬などを用いて高くあげる煙。とぶひ。ろうえん。 2 一つの大きな動きのきっかけとなるような、目立った行動。「改革の—が上がる」
はい‐えん【排煙】
[名](スル) 1 煙突などから吐き出す煙。 2 中の煙を外に出すこと。
はく‐えん【白煙/白烟】
しろいけむり。また、そのように見えるもの。しろけむり。
はつ‐えん【発煙】
[名](スル)煙を出すこと。「—してダニを殺す薬品」