くがみ‐らくづめ【苦髪楽爪】
苦労しているときは髪が早く伸び、楽をしているときは爪が早く伸びるということ。→苦爪楽髪
くさとり‐づめ【草取り爪】
水田の雑草を取る用具。指を保護するため鉄や竹で琴爪の形に作り、指先につけて用いる。雁爪(がんづめ)。
く‐づめ【苦爪】
苦労をしていると、爪の伸び方が早いということ。
くら‐づめ【鞍爪】
鞍橋(くらぼね)の前輪(まえわ)と後輪(しずわ)の両端。鞍取り。
け‐づめ【蹴爪/距】
1 鶏・キジなどの雄の足の後ろ側にある角質の突起。攻撃や防御に用いる。距爪(きょそう)。 2 牛・鹿などの足の後方にある、地に着かない小さな足指。
こ‐づめ【小爪】
1 つめの小さい切りくず。 2 つめの生え際にある、半月形の白い部分。爪半月。
こと‐づめ【琴爪/箏爪】
箏(こと)を弾くときに指にはめる爪形のもの。象牙・獣骨・竹などで作り、右手の親指・人さし指・中指にはめる。生田流では角爪(かくづめ)、山田流では丸爪を用いる。ことづま。つめ。
こま‐の‐つめ【駒の爪】
1 駒下駄(こまげた)の異称。馬のひづめの形をしたぼくり。 2 ツボスミレの別名。 3 梵鐘の部分の名。鐘身の下縁の外側にふくらんだ部分。形が馬の蹄(ひづめ)に似ることからの称。
せつでい‐こうそう【雪泥鴻爪】
《蘇軾(そしょく)の詩による語。雪解けのぬかるみに残された鴻(おおとり)の爪(つめ)あとの意から》世間の出来事や人の行いなどが消えてしまって、跡かたのないこと。
雪泥(せつでい)の鴻爪(こうそう)
⇒雪泥鴻爪