き‐かん【帰館】
[名](スル)やかたに帰ること。宿舎に帰ること。また、自宅に帰ることをふざけていう場合もある。「お父さんのご—だ」
きき‐がき【聞(き)書(き)】
[名](スル) 1 人から聞いて、その内容を書きとめること。また、そのようにして書いたもの。「民話を—する」 2 叙位任官の理由などを書いた文書。「源以仁、頼政法師父子追討の賞とぞ—にはありける...
きき‐と・れる【聞き蕩れる/聞き惚れる】
[動ラ下一][文]ききと・る[ラ下二]一心に聞き入る。うっとりして聞く。聞きほれる。「十吉はすべてを忘れて父の話に—・れた」〈三重吉・小鳥の巣〉
き‐きゅう【箕裘】
父祖の業。また、その業を継ぐこと。「—を継ぐ」 [補説]よい弓職人の子は、父の仕事から柳の枝を曲げて箕(み)を作ることを学び、よい鍛冶屋(かじや)の子は、金鉄を溶かして器物を修繕する父の仕事から...
き‐ざん【岐山】
中国陝西(せんせい)省の山。古公亶父(たんぽ)が周室の基礎をきずいたと伝えられる所。天柱山。
き‐ざん【箕山】
中国河南省中西部の山。登封(とうほう)の南東方に位置する。尭(ぎょう)の時代、隠者の巣父(そうほ)・許由(きょゆう)・伯益(はくえき)が住んでいたと伝えられる。
き‐しゅく【寄宿】
[名](スル) 1 他家に身を寄せて世話になること。「叔父の家に—する」 2 寄宿舎に入って共同生活をすること。「県人寮に—する」 3 「寄宿舎」の略。 4 ある場所を借りて泊まること。「木の下...
き‐しょく【寄食】
[名](スル)他人の家に身を寄せ、世話を受けること。居候(いそうろう)。「叔父の家に—する」
き‐せい【帰省】
[名](スル)郷里に帰ること。また、郷里に帰って父母を見舞うこと。帰郷。「墓参りに—する」「—客」《季 夏》「なつかしや—の馬車に山の蝶/秋桜子」 [補説]書名別項。→帰省
きせつのきおく【季節の記憶】
保坂和志の小説。鎌倉を舞台に父と息子の日常を描く。平成8年(1996)刊行。翌平成9年(1997)、第33回谷崎潤一郎賞受賞。平成11年(1999)には、続編「もうひとつの季節」を刊行。