はん‐きょうじせい【反強磁性】
磁性の一。結晶内で隣り合う原子の磁気モーメントが互いに逆向きに配列し、全体として磁化率が低い性質。温度上昇に伴い配列が乱れるため磁化率が上がり、一定温度以上では常磁性になる。
はんしゃこうしき‐ろしゅつけい【反射光式露出計】
写真撮影に用いる露出計のうち、被写体からの反射光を測定するタイプのもの。標準反射率を基準とするため、反射率が標準反射率と大きく異なる被写体に対しては、露出補正をしなければならない。→入射光式露出計
はんしゃぼうし‐まく【反射防止膜】
カメラや望遠鏡などの光学系において、レンズの表面反射を低減させ、コントラストを向上させるための薄膜。とくにガラスと屈折率が異なる薄膜により、界面反射と干渉を利用するものを指す。
はんしょく‐かんしょう【繁殖干渉】
ある生物種の繁殖が近縁種に邪魔されること。雑種形成や結実率の低下により、邪魔された種が減少する。ある害虫のオスを人為的に不妊にして放虫し、防除する手法に適用されている。サテュロス効果。性的競争。
はん・する【叛する】
[動サ変][文]はん・す[サ変]反乱を起こす。謀叛(むほん)を起こす。「国司の一族郎党を率いて—・するものあり」〈田口・日本開化小史〉
はんそう‐は【搬送波】
《carrier》音声、映像、データなどの情報を伝送するための電波や光による信号波。携帯電話やテレビ放送などの無線通信、光ファイバーによるコンピューターネットワークなどの有線通信において、効率よ...
ハンタウイルス‐はいしょうこうぐん【ハンタウイルス肺症候群】
ハンタウイルスによって起こる急性呼吸器感染症。初期症状は風邪に似て、せき、発熱、筋肉痛などがみられるが、続いて肺水腫が急速に進行する。致死率は高い。ハンタウイルス心肺症候群。HPS(hantav...
はんどうたい‐レーザー【半導体レーザー】
p型・n型半導体の接合部に電流を流して得るレーザー。小形で入力電力に対する出力光の効率がよく、CD・DVD・ブルーレイディスクなどの光ディスクのほか、光ファイバーを伝送路とする光通信などに利用。...
はんのう‐かんすう【反応関数】
1 インフレ率や需給ギャップなどの経済変数に着目し、その変化に対して、政策金利などの金融政策がどう反応するかを示す関係式。代表的なものとしてテイラー・ルールがある。中央銀行が行う金融政策の予測・...
ハーモナイゼーション【harmonization】
関税引き下げ方式の一つ。高関税のものほど引き下げ率を大きくするというもの。