せん‐もう【腺毛】
植物の表皮に生じる毛のような突起物で、特殊な液体を分泌するもの。先端の膨らんだ棍棒(こんぼう)状のものが多い。食虫植物が消化液を出す毛、花の蜜腺の毛など。
ぜっ‐たい【舌苔】
舌の粘膜の上面に生じるコケ状の付着物。
ぜんけい‐ほうかい【全系崩壊】
電力の需給の不均衡がきわめて短時間に生じることによる、送電系統全域に及ぶ停電。電力の需要が発電による供給を上回る恐れがあるとき、一部の負荷を限定的に遮断して系統崩壊のみに留めるが、さらに需給が逼...
ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定の虚偽】
仮言的三段論法において生じる虚偽の一。前件が否定されることから後件も否定するところに生じる。例えば、「ある図形が正三角形ならばそれは二等辺三角形である」「その図形は正三角形ではない」故に「それは...
ぜん‐こん【善根】
《「ぜんごん」とも》仏語。よい報いを招くもとになる行為。また、さまざまの善を生じるもとになるもの。「—を積む」「—福種(ふくしゅ)」
ぜん‐し【前翅】
昆虫の前部の一対の翅(はね)。中胸から生じる。甲虫では上翅ともいう。まえばね。
ぜんじゅんかん‐こ【全循環湖】
表面と底層の水が循環し、水域全体の水が混ざり合う全循環が生じる湖。
ぜんとう‐れんごうや【前頭連合野】
大脳の前頭葉にある連合野。感覚野や運動野に属さない部位であり、計画と推論、思考や創造性、意思決定、社会的活動など、人にとって重要な役割をもつ。また、老化に伴って最も早く機能低下が生じる。前頭葉前...
ゼーベック‐こうか【ゼーベック効果】
2種の異なる導線の両端を接合して、両接合部に異なる温度を与えると起電力を生じる現象。1821年ドイツの物理学者ゼーベック(T.J.Seebeck)が発見。
そうか‐びょう【瘡痂病】
ジャガイモや柑橘類などの葉・茎・果実・塊茎にかさぶた状の病斑が生じる病害の総称。病原はそれぞれ異なり、ジャガイモは放線菌または原生生物のネコブカビ類、柑橘類は子嚢菌類(しのうきんるい)による。