さん‐ち【三知】
《「論語」季氏から》道を知るのに三つの段階があること。生まれながらにして知る生知、学んでのち知る学知、苦しんでのち知る困知の三。
しぜん‐けん【自然権】
人が生まれながらにして持っているとされる権利。自己保存の権利、自由の権利、平等の権利など、国家権力をもってしても奪うことのできないもの。ロックを中心とする近世の自然法思想の所産で、フランスの人権...
しぜん‐めんえき【自然免疫】
ある種の病原体に対して生体が生まれながらにもっている抵抗性。先天性免疫。⇔獲得免疫。
し‐たん【四端】
《「孟子」公孫丑上から》人が生まれながらに持っている、仁・義・礼・智の芽生えともいうべき四つの心。すなわち、惻隠(そくいん)の情、悪を憎む心、謙譲の心、物事の是非を見きわめる心の四つをいう。
しつ【質】
1 そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容。「量より—」「—が落ちる」 2 生まれながらに持っている性格や才能。素質。資質。「天賦の—に恵まれる」「蒲柳(ほりゅう)の—...
しょう‐しゅ【性種】
仏語。人間の生まれながらの本性。衆生(しゅじょう)の本性。
しょう‐じん【生身】
仏語。 1 仏・菩薩(ぼさつ)が、衆生済度(しゅじょうさいど)のため、父母の体内に宿ってこの世に生まれ出ること。また、その身。仏の化身。 2 父母より生まれた身体。生まれながらの身体。
しょう‐とく【生得】
1 生まれながらにしてそういう性質を持っていること。生まれつき。せいとく。「—の人のよさ」 2 (副詞的に用いて)生まれつき。もともと。「—頑固な人」
しょうとく‐の‐むくい【生得の報い】
前世での善悪の行為に対する応報として、人が生まれながらに負う現世での運命。
しん‐しょう【心性】
仏語。不変な心の本性。すべての人間が生まれながらにもっている本性。