どん‐こん【鈍根】
《「どんごん」とも》生まれつき頭の働きがにぶいこと。また、そのような性質。⇔利根(りこん)。「我々—のものが…考えも纏(まと)まらないうちに」〈中島敦・悟浄歎異〉
ないらん【内乱】
《原題、(ラテン)Bellum civile》1世紀ごろ、スペインで生まれたローマの詩人、ルカヌスによる叙事詩。全10巻で未完。紀元前48年に起きた、カエサル派とポンペイウス派による内乱、ファル...
なおき‐まつたろう【直木松太郎】
[1891〜1947]野球指導者。京都の生まれ。慶大在学中に米国の野球規則を翻訳して出版。また、独自のスコア記録法を確立。慶大監督、東京六大学野球連盟規則委員を務め、野球ルールの基礎を築いた。
なおび‐の‐かみ【直毘神/直日神】
凶事・罪悪・災害などを改め直すという神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が筑紫の檍原(あわきはら)でみそぎをしたときに生まれた神。
なかい‐まさかず【中井正一】
[1900〜1952]美学者。広島の生まれ。雑誌「世界文化」を創刊、反ファシズム運動を展開するが、治安維持法により検挙。第二次大戦後、国立国会図書館の初代副館長。著作に「美学入門」「美と集団の論...
なかお‐ひろし【中尾碩志】
[1919〜1977]プロ野球選手・指導者。三重の生まれ。昭和14年(1939)巨人に入団、速球投手として高い勝率を残した。戦後は技巧派として活躍し、通算209勝を記録。引退後は同球団のコーチ、...
なかがみ‐ひでお【中上英雄】
[1918〜1997]プロ野球選手。朝鮮の生まれ。旧姓、藤本。昭和17年(1942)巨人に入団し、その年10勝無敗。同25年には日本プロ野球初の完全試合を達成。同30年に引退するまで通算勝率6割...
なかがわ‐みよし【中河美芳】
[1920〜1944]プロ野球選手。鳥取の生まれ。昭和12年(1937)関西大を中退してイーグルスに入団。「タコ足」と呼ばれた柔軟な体を生かし、一塁手兼投手で活躍した。ルソン島で戦死。
なかざわ‐けいじ【中沢啓治】
[1939〜2012]漫画家。広島の生まれ。自身の被爆体験をもとに、原爆や戦争をテーマにした作品を発表。特に「はだしのゲン」はベストセラーとなり、多くの外国語に翻訳されている。
なかざわ‐ふじお【中沢不二雄】
[1892〜1965]野球選手・パリーグ会長。滋賀の生まれ。明大野球部では遊撃手として海外遠征などで活躍。満鉄に入社し、都市対抗野球でチームを優勝に導く。戦後、パリーグの初代専任会長に就任。昭和...