しゅうふう‐さくばく【秋風索漠】
[ト・タル][文][形動タリ]秋風が吹いて草木が生気を失い、うら寂しくなるさま。また、盛んだった昔の面影もなく、ひっそりとしてわびしいさま。「—として訪れる人もない」
しゅう‐わい【醜穢】
[名・形動]みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。「学生の品行も随分—なりしと」〈逍遥・当世書生気質〉
しょう‐げ【生気】
1 陰陽道(おんようどう)でいう吉の方角。正月を子(ね)として十二支を順次に12か月に配当し、これを八卦(はっけ)の方位に当てて、その人のその年の吉凶を定める。生気の方(かた)。 2 「生気の色...
しょうげ‐の‐いろ【生気の色】
生気の方向を考慮して定めた衣服の色。東に青、南に赤を用いるなど。
しょう‐さつ【蕭殺】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。特に、秋の末の、草木が枯れてもの寂しいさま。「—として一糸の生気も認めぬ枯色の…芝生は」〈風葉・下士官〉 「君前には—たる気が漂うた」〈菊池寛・忠直...
しょう‐し【小子】
[名] 1 子供。 2 律令制で、4歳以上16歳以下の男子の称。 [代] 1 一人称の人代名詞。自分をへりくだっていう語。小生。「—近頃閑暇の折柄」〈逍遥・当世書生気質〉 2 二人称の人代名...
しょく‐しょう【食傷】
[名](スル) 1 同じ食べ物が続いて食べ飽きること。「いくら好物でも、こう続いては—してしまう」 2 同じことに何度も接し、飽き飽きして嫌になること。「この種の議論には—している」 3 食あた...
しょ‐そん【所損】
損をすること。損失。「利得と—と比較すれば概して儲が多かりしかば」〈逍遥・当世書生気質〉
しょぼ‐た・れる
[動ラ下一] 1 「しょぼ濡(ぬ)れる」に同じ。「傘も差さずに、—・れて歩く」 2 生気がなく、しょんぼりする。意気消沈する。しょぼくれる。「しかられて—・れる」 3 服装などがみすぼらしく見え...
しんじゅう‐だて【心中立て】
[名](スル) 1 男女がその愛情の契りを守りぬくこと。また、それを証拠だてること。「袴もいがみなりに仕立るのも、みんなあなたへの—」〈逍遥・当世書生気質〉 2 他人への義理をあくまでも貫くこと...