いちねんのぼっか【一年の牧歌】
河野(こうの)多恵子の小説。結核を患った女性の、1年間の禁欲生活を描く。昭和55年(1980)刊行。同年、第16回谷崎潤一郎賞受賞。
いちぶ‐そん【一部損】
地震保険の損害区分の一つ。居住用建物の主要構造部(壁・柱・床・梁(はり)・屋根・階段)の損害額がその建物の時価の3パーセント以上20パーセント未満の場合、または、全損・大半損・小半損に至らない建...
いっしょう‐がい【一升買い】
米などを1升ずつ買うこと。貧乏な生活のたとえ。
いっしょ‐けんめい【一所懸命】
[名・形動] 1 中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。また、その領地。「—の地」 2 命がけで物事をすること。また、そのさま。必死。一生懸命(いっしょうけんめい)。「もっと—な、...
一箪(いったん)の食(し)一瓢(いっぴょう)の飲(いん)
《「論語」雍也(ようや)から》わずかばかりの飲食物。清貧に甘んじる生活のたとえ。
いってん‐ばり【一点張り】
1 賭け事で同じ所だけに金銭をかけること。 2 他の事を顧みず、その事だけを押し通すこと。「勉強—の生活」「わからないの—でその場をしのぐ」
いっとう‐えん【一灯園】
明治37年(1904)西田天香が創始した修養団体。また、その道場。京都市山科区にある。信者は絶対平等・無一物・無所有の共同生活を営み、奉仕、托鉢を実行する。
いっぱん‐こうしゅうよくじょう【一般公衆浴場】
地域住民の日常生活において、保健衛生上必要なものとして利用される公衆浴場。いわゆる銭湯をさすことが多い。健康ランドやスポーツ施設付属の入浴施設などに対していう。
イッヒ‐ロマン【(ドイツ)Ich-Roman】
《イッヒは「私」の意》主人公が一人称で自身の体験や生活を語る形式の小説。19世紀初めのドイツ文学に流行した形式。ゲーテの「若きウェルテルの悩み」など。一人称小説。
いつ‐みん【逸民/佚民】
1 俗世間をのがれて、隠れ住んでいる人。 2 官に仕えず、気楽な生活を楽しむ人。「太平の—」 [補説]書名別項。→逸民