とり‐か【取箇】
《「取」は田租を収納すること、「箇」は数の意》江戸時代、田畑に割り当てた年貢(ねんぐ)のこと。成箇(なりか)。物成(ものなり)。
なよせ‐ちょう【名寄せ帳】
中世・近世、田畑の面積や年貢額などを、その占有者ごとにまとめて書いた土地台帳。
なり‐もの【生り物】
1 田畑からの収穫物。 2 くだもの。果実。また、果実のなる木。
なる‐こ【鳴子】
1 田畑が鳥獣に荒らされるのを防ぐための仕掛け。横板に数本の竹片をぶら下げたものを縄に掛け連ね、縄を引くと音が鳴るようにしたもの。ひきいた。《季 秋》「引かで鳴る夜の—の淋しさよ/漱石」 2 1...
なわ【縄】
1 麻・わらなどの植物繊維や化学繊維をより合わせて作った、細長いひも。物を縛ったりつないだりするのに用いる。「—をなう」 2 罪人を縛るための縄。捕縄(ほじょう)。とりなわ。 3 田畑の面積を間...
なわ‐いれ【縄入れ】
江戸時代、間縄(けんなわ)を使って田畑を測量すること。検地。縄打ち。
なわ‐びき【縄引き】
《「なわひき」とも》田畑などの境界を示すために、縄を引き渡すこと。
縄(なわ)を入(い)・れる
田畑を測量するために縄を張る。「開墾地に—・れる」
縄(なわ)を打(う)・つ
1 田畑を測量する。 2 罪人などを捕らえて縛る。「犯人を取り押さえて—・つ」
にい‐ばり【新治/新墾】
《「にいはり」とも》新しく開墾すること。また、新しく開いた田畑や道。「—の十握(とつか)の稲(しね)の穂」〈顕宗紀〉