さく‐にん【作人】
1 田畑を耕作する人。 2 器物・甲冑(かっちゅう)などの製作者。「仏像の—」 3 荘園農民の階層の一。荘園領主または名主(みょうしゅ)から名田を請けて耕作する者で、作人自身が名主である場合もある。
さく‐もう【作毛】
稲や麦など、田畑からの収穫物。また、その実りぐあい。さくげ。
さく‐もつ【作物】
1 田畑につくる植物。穀類や野菜など。農作物。さくもの。「園芸—」「救荒—」 2 「さくぶつ」に同じ。
さくもつ‐とうけいちょうさ【作物統計調査】
作物統計を作成するために、農林水産省が行う基幹統計調査。田畑別の耕地面積や各農作物の作付面積を調べる面積調査、水稲の作柄概況・予想収穫量や各作物の収穫量を調べる作況調査、災害等の被害を受けた耕地...
さくを切(き)・る
くわで田畑にうねを作る。また、農作物の根元に土を寄せかける。「畑に出て—・っている百姓の鍬の音もする」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
さぐじ【三狐神】
《「さんこしん」の音変化》農家で祭る田畑の守り神。みけつかみ。
さっ‐ぱ【撒播】
[名](スル)種子を田畑全面に一様にまくこと。さんぱ。「牧草の種を機械で—する」
しし‐がき【鹿垣/猪垣】
竹や枝つきの木で粗く編んだ垣。獣が田畑に侵入するのを防ぐためのもの。また、戦場で敵を防ぐのにも用いた。鹿砦(ろくさい)。鹿矢来。《季 秋》「—の門鎖し居る男かな/石鼎」
しし‐ふせぎ【猪防ぎ/鹿防ぎ】
猪(いのしし)・鹿(しか)などが田畑を荒らすのを防ぐこと。また、そのための設備。
しっ‐すい【直歳】
禅宗寺院で、伽藍(がらん)の修理、山林・田畑などの管理、作務(さむ)を管掌する役職。六知事の一。