いなか‐なまり【田舎訛り】
言葉にその地方特有のなまりがあること。また、その言葉。国なまり。「—が出る」
いなか・びる【田舎びる】
[動バ上一][文]ゐなか・ぶ[バ上二]いかにも田舎らしいようすである。田舎じみて、やぼな感じがする。「—・びた店構え」
いなか‐ぶし【田舎節】
1 民謡。 2 歌舞伎舞踊の中で、特に民謡を取り入れた伴奏音楽で踊る部分。 3 日本音楽で、陽旋法のこと。主に民謡に用いられるところから、明治中期に上原六四郎が命名。→都節(みやこぶし)
いなか‐ま【田舎間】
1 関東・東北地方などで用いられる柱間(はしらま)の寸法。柱の中心と中心との間を曲尺(かねじゃく)で6尺(約1.8メートル)にとり、その長さを1間(けん)とするもの。また、これに敷く畳の寸法をい...
いなか‐まわり【田舎回り】
1 商人・芸人などが田舎を回って稼ぐこと。また、その人。どさまわり。「—の役者」 2 官吏・会社員などが、地方の支所・支店などに移り勤めること。
いなか‐まんじゅう【田舎饅頭】
皮が薄く、つぶし餡(あん)を入れた饅頭。
いなか‐みそ【田舎味噌】
麦味噌のこと。色は黄白色から赤褐色まで、味は甘口・辛口がある。
いなか‐みち【田舎道】
田舎の道。「—こぼれたやうに家があり」〈柳多留・八〉
いなか‐むしゃ【田舎武者】
「田舎侍」に同じ。
いなかむすめ【田舎娘】
《原題The Country Girl》オデッツの戯曲。3幕。1950年初演。ジョージ=シートン監督、ビング=クロスビー、グレース=ケリー主演による映画化作品は「喝采(かっさい)」の邦題で知られる。