えびす【夷/戎】
《「えみし(蝦夷)」の音変化》 1 「蝦夷(えぞ)」に同じ。「その国の奥に—といふものありて」〈今昔・三一・一一〉 2 都から遠く離れた未開の土地の人。田舎者。「かかることは—、町女(まちめ)...
えびす‐うた【夷歌】
1 歌曲の歌いぶりで、粗野な田舎風のもの。ひなぶり。「古今仮名序に貫之の書ける、天の浮橋の—と云ふは則ち連歌なり」〈筑波問答〉 2 狂歌。「おしなべて—大はやり」〈咄・一雅話三笑〉 [補説]古事...
えびす‐ごころ【夷心】
荒々しい心。転じて、田舎びて情趣を解しない心。「さるさがなき—を見ては、いかがはせむは」〈伊勢・一五〉
エル‐カンポイスモ
《(和)el campoismo》地方の豊かな暮らしを求める、新しい地方生活運動。スペイン語の「カンポ(地方・田舎)」と「イスモ(主義)」からの造語。
お‐あいだ【御間】
1 不用になること。おろそかにされること。「陸汽車(おかじょうき)とやらが彼是(あちこち)に落成(でき)たが…人車(じんりき)も馬車も—だが、一体ありゃ何の利益(ため)かね」〈松田敏足・文明田舎...
おくに‐もの【御国者】
1 地方の人。田舎者。 2 江戸時代、田舎侍のこと。
お‐しゃらく【御洒落】
1 身なりを飾ること。また、その人。おしゃれ。「あんな—は嫌いだ」〈花袋・田舎教師〉 2 「おじゃれ」に同じ。
おのぼり‐さん【御上りさん】
田舎から見物などのため都会に出てきた人を、からかっていう語。
おん‐りょう【温良】
[名・形動]性質などがおだやかで、すなおなこと。また、そのさま。「概して—な君子で」〈花袋・田舎教師〉
オー‐ターン【Oターン】
《(和)O+turn》一度Uターン就職した若者が、田舎暮らしの刺激のなさや保守性などに嫌気がさして、再び大都市に戻って就職する風潮。