かい‐めん【界面】
気体と液体、液体と液体、液体と固体、固体と固体、固体と気体のように、二つの相が互いに接触している境界面。相の一方が気体の場合は、一般に表面という。
かいめん‐かがく【界面化学】
物質の二つの相の境界面で起こる、界面張力・吸着・発泡・拡散などの現象を研究する化学の一分野。
かいめん‐かっせい【界面活性】
界面張力、表面張力を著しく低下させること。また、その現象。液体と気体、液体と液体、液体と固体の間の界面に対して作用する。表面活性。→界面活性剤
かいめん‐かっせいざい【界面活性剤】
界面張力を著しく低下させる物質。水に対しては、せっけん・油・アルコールなど。表面活性剤。
かいめん‐ちょうりょく【界面張力】
二つの相が接するとき、分子間の引力に基づき、その界面の表面積を減少させようとする力。水銀や水が空中で球形になるのはこの力による。液体の場合は、一般に表面張力という。
かいめん‐どうでんげんしょう【界面動電現象】
固体と液体、または液体と液体の間で相対的な運動があるとき、その境界面に沿って電位差が生じたり、逆に電位差をつくると相対運動が引き起こされたりする現象。
かい‐らい【界雷】
主に寒冷前線付近の強い上昇気流に伴って発生する雷。前線雷。
かい‐わい【界隈】
1 そのあたり一帯。付近。近辺。「銀座—」 2 特定の業界や趣味などの分野。また、それに関わる人たち。「美容師—」「巨人ファン—」
さかい【境/界】
1 土地と土地との区切り。境界。「隣との—」「県—」 2 ものとものとが接する所。また、ある状態と他の状態との分かれ目。区切り目。境目。「空と海との—」「生死の—をさまよう」→境する 3 ある範...
さか・う【境ふ/界ふ】
[動ハ四]境を決める。限る。区切る。「後ろは山により、前は水を—・ふ事にてこそあるに」〈太平記・一九〉