かい‐かい【痒痒】
《「かゆいかゆい」から》疥癬(かいせん)の俗称。
かっか‐そうよう【隔靴掻痒】
《「無門関」序から。靴の上から足のかゆいところをかく、の意》思うようにならないで、もどかしいこと。核心にふれないで、はがゆいこと。「—の感」
そう‐よう【掻痒】
かゆいところをかくこと。「隔靴(かっか)—」
つう‐よう【痛痒/痛癢】
精神的、肉体的な苦痛や、物質的な損害。さしさわり。「此遅刻は、何等の—を彼に与えるに足りなかった」〈漱石・明暗〉
まこ‐そうよう【麻姑掻痒】
⇒麻姑痒(かゆ)きを掻(か)く
よう【痒】
[音]ヨウ(ヤウ)(呉)(漢) [訓]かゆい かゆい。「痒疹(ようしん)/掻痒(そうよう)・痛痒」