かいせき‐こ【海跡湖】
海湾の一部に砂嘴(さし)や砂州が発達し、外海から分離されてできた潟湖(せきこ)。サロマ湖・浜名湖など。
かいせき‐りょうり【会席料理】
江戸時代以降に発達した酒宴向きの料理。本膳料理と懐石が変化・発達したもので、現在では日本料理の主流となっている。
かい‐せん【廻船/回船】
港から港へ旅客や貨物を運んで回る船。中世以後に発達し、江戸時代には菱垣(ひがき)廻船・樽(たる)廻船のほか、西回り航路・東回り航路、さらに北国廻船が成立して船による輸送網が発達した。
かい‐てん【開展】
[名](スル) 1 繰り広がること。また、一面に広げること。展開。「眼下に—する雄大な景色」 2 程度が進むこと。「感情まず先に発達して智力其後に—するを見るなり」〈逍遥・文章新論〉
か‐か【仮果】
子房以外の部分が肥大発達し、果実の主要部分となっているもの。花托(かたく)が発達するリンゴ、萼(がく)が発達するザクロなど。偽果(ぎか)。⇔真果。
かが【加賀】
旧国名。北陸道7か国の一。明治16年(1883)に能登国と合わせて石川県となり、その南部を占める。
石川県南西部、日本海に面する市。江戸時代は加賀藩の支藩、大聖寺藩の前田氏十万石の城下町で絹...
か‐が【花芽】
植物の茎・枝にあって、発達すれば花となる芽。一般に葉芽より太くて丸い。はなめ。
かが‐ぞうがん【加賀象眼/加賀象嵌】
江戸初期に、加賀国で発達した象眼。京都から伝わったもので、文様を平象眼したうえに、糸象眼で細い線をのせる特徴がある。刀の小柄(こづか)や鐔(つば)に用いる。
かが‐ゆうぜん【加賀友禅】
石川県金沢市付近で発達した友禅染。様式化された図柄で、配色に藍・臙脂(えんじ)・紫などが多く、ぼかしを使っている。
かき【牡蠣】
イタボガキ科の二枚貝の総称。海中の岩などに固着する。貝殻形は一定しないが、片方の殻は膨らみが強く、片方は平たい。殻表には成長脈が薄板状に発達。マガキ・イタボガキ・スミノエガキ・イワガキなど食用と...