おうか‐しゅぎ【欧化主義】
国の制度・文化などをヨーロッパ風に変えようとする考え方や立場。特に、明治10〜20年代、井上馨外相を中心に条約改正交渉促進のためにとられた政策をいう。鹿鳴館の舞踏会に象徴される皮相的なもので終わった。
けん【見】
1 物事の見方・考え方。見解。「皮相の—」「学博く—高し」〈露伴・露団々〉 2 見るだけで買わないこと。ひやかし。素見(すけん)。「遊女の—して帰るなど」〈浮・娘気質・一〉
し‐くみ【仕組(み)】
1 物事の組み立て。構造。機構。「複雑な—の機械」「政治の—」 2 事をうまく運ぶために工夫された計画。くわだて。「うまく買わせる—になっている」 3 芝居・小説などで、内容・配置などの工夫。趣...
しん‐ぞう【真像】
1 実際の姿。「影を捕えて物の—を写す可し」〈福沢・文明論之概略〉 2 本当の姿。真実。「一斑の皮相のみを写して其の—を写すを得ず」〈逍遥・小説神髄〉
そう【相】
[音]ソウ(サウ)(呉) ショウ(シャウ)(漢) [訓]あい [学習漢字]3年 〈ソウ〉 1 物の姿・ようす。「相貌(そうぼう)/形相(ぎょうそう)・血相・死相・色相・実相・諸相・真相・瑞相(...
ひ【皮】
[音]ヒ(漢) [訓]かわ [学習漢字]3年 〈ヒ〉 1 動植物の体表をおおう組織。かわ。「皮下・皮革・皮脂・皮癬(ひぜん)・皮肉・皮膚/果皮・外皮・牛皮・桂皮(けいひ)・原皮・樹皮・獣皮・植...
ひ‐にく【皮肉】
[名・形動] 1 皮と肉。また、からだ。「六尺の—と共に夜半の嵐に吹き籠めて」〈樗牛・滝口入道〉 2 うわべだけなこと。また、そのさま。皮相。「年を取るに連れて趣味が—になって行くんだね」〈谷崎...
ブイ‐エー【VA】
《volt-ampere》ボルトアンペア。皮相電力。変圧器などの容量を表す単位。電圧×電流で求められる。
りき‐りつ【力率】
交流回路における実効電力の皮相電力(電圧と電流の積)に対する比。交流回路では電圧と電流に位相差があり、その余弦の値に等しい。実効電力は電圧・電流・力率の積となる。