め‐くち【目口】
目と口。
めくち‐かわき【目口乾き】
《つねに見たり言ったりして目や口をうるおさないと、乾ききってしまう意》他人の欠点などを目ざとく見つけ、口やかましく言うこと。また、その人。「三つ寄すれば姦(かしま)しい、—の色ばなし」〈浄・矢口渡〉
目口(めくち)はだか・る
あきれ、驚いて、目と口が大きく開く。「これを聞くにあさましく、—・りておぼゆ」〈宇治拾遺・一二〉
目口(めくち)を立(た)・てる
「目くじらを立てる」に同じ。「つまらん事にも—・てて」〈左千夫・春の潮〉
め‐くばせ【目配せ/眴せ】
[名](スル)目を動かして、意思を伝えたり合図をしたりすること。めくわせ。「そっと—して知らせる」
め‐くばり【目配り】
[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく—する」
め‐くぼ【目凹】
目がくぼんでいること。奥目。
め‐くらべ【目比べ】
1 にらみあうこと。にらみあい。「加様(かやう)に—して、鎌倉に集り居てはかなふまじ」〈太平記・一四〉 2 子供の遊戯の一。にらめっこ。「人の—をする様に」〈長門本平家・九〉
め‐くらまし【目眩まし】
相手の目を欺くこと。また、その方法。幻術。手品。魔法。
目(め)眩(く)・る
1 目まいがする。目がくらむ。「見るに、—・るる心ぞする」〈かげろふ・上〉 2 分別に迷う。「欲に—・れ、訴人せしを」〈浄・烏帽子折〉