ま‐しろ【真白】
[名・形動]「まっしろ」に同じ。「—な手の戦くのが、雪の乱るるようであった」〈鏡花・婦系図〉
ま‐しろ・い【真白い】
[形][文]ましろ・し[ク]本当に白い。純白である。「夕月がまだ—・く夕焼の空にかかっている頃から」〈荷風・すみだ川〉
ま‐じ【真風】
南または南西の風。まぜ。まじの風。多く西日本でいう。《季 夏》
まじ‐め【真面目】
[名・形動]《「まじ」は「まじまじ」の「まじ」と同じか》 1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。「—な顔」「—に話をする」 2 真心のあること。誠実...
まじめ‐くさ・る【真面目腐る】
[動ラ五(四)]大まじめなようすをする。いかにもまじめな態度をとる。「—・った顔つき」「冗談を—・って言う」
ま‐じょう【真情】
[名・形動]誠実なこと。堅実なこと。また、そのさま。「吝(しわ)く心小さく、其れ故—にして仕損じ少なし」〈浮・母親容気〉
まじょう‐もの【真情者】
誠意のある人。正直な人。「さもしい気は微塵(みぢん)もなく、—の孝行者」〈浄・鑓の権三〉
ま‐すお【真赭】
《「まそお」の音変化》「まそお(真赭)2」に同じ。「—のすすき、まそほのすすきなどいふ事あり」〈徒然・一八八〉
ます‐かがみ【真澄鏡/十寸鏡】
「まそかがみ」に同じ。「ゆく年の惜しくもあるかな—見る影さへに暮れぬと思へば」〈古今・冬〉
ま‐すぐ【真直ぐ】
[名・形動]「まっすぐ」に同じ。「林を貫きて—に通う路あり」〈独歩・わかれ〉