ま‐はり【真榛】
榛(はり)の美称。「住吉(すみのえ)の遠里小野の—もち摺(す)れる衣の盛り過ぎ行く」〈万・一一五六〉
ま‐ひ【真日】
日の美称。「あぜといへかさ寝に逢はなくに—暮れて夕(よひ)なは来(こ)なに明けぬしだ来る」〈万・三四六一〉
ま‐ひがし【真東】
正しく東にあたる方角。
ま‐ひと【真人】
天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第一位。皇族出身の者に授けられた。まっと。
ま‐ひとごと【真人言】
まったくの他人のうわさ。ひとごと。「松が浦にさわゑ浦立ち—思ほすなもろ我が思(も)ほのすも」〈万・三五五二〉
ま‐ひら【真平】
[形動ナリ] 1 まったいらであるさま。ぺちゃんこ。「蛙(かへる)—にひしげて死にたりけり」〈宇治拾遺・一一〉 2 まったく平凡であるさま。「定家の家の集を御覧候へ。ただ—なる歌はさらに無きなり...
ま‐ひる【真昼】
昼の最中。正午ごろ。白昼。
まひる‐さんち【真昼山地】
岩手県中西部、秋田県にまたがる山地。標高1000メートル級の山々が連なり、真昼岳(標高1060メートル)が主峰で、和賀岳(標高1440メートル)が最高峰。
まひるのけっとう【真昼の決闘】
《High Noon》米国の映画。1952年作。監督はフレッド=ジンネマン。出演はクーパー、ケリーほか。結婚して町を去ろうとしていた元保安官が、彼に恨みを抱くならず者たちの報復に対峙するさまを描...
まひるのプリニウス【真昼のプリニウス】
池沢夏樹の小説。平成元年(1989)刊行。女性火山学者が、恋人との関係や物語ることの意味を問い直していく姿を描く。